未病!

未病は、もともとは東洋医学の概念です。「未ダ病二アラズ」で、google訳で中国語「未病」を日本語に訳すと「病気でない」と訳します。未病は、中国語ですのでつい先ごろまで法人の目的に登記ができませんでした。

以上のように、未病は病気ではないのですが病気に近い心や身体の状態を言うと考えます。検査で正常値だったが異常値に近い状態は未病になります。また、一方、検査も正常値、自覚症状もないが暴飲暴食が多く、生活習慣が乱れていれば未病と言えます。検査数値が正常でも自覚症状(主訴)があれば当然に病気です。検査に異常が出なくても病気のことは数多くあります。検査は絶対ではなく検査で発見できない病気も数おおくあります。
自覚症状(主訴)は、絶対に無視してはならず未病ではなく病気が原因しています。ただ、胃が痛い、頭痛がある等は未病ではなく、もっと精密検査を要します。例えば、胃や頭部に物理的異常が無くても、精神を病み仮面うつ病として胃の痛み頭痛などに症状がでることもあります。
通説、多数説の未病の定義は未病を二種に分けて一つは「検査で異常値がでても自覚症状が無い場合を西洋医学型未病とし、自覚症状はあるが検査で異常がない場合を東洋医学型未病としています。同調できません。西洋医学型未病も東洋医学型未病も共に病気(疾病)と考えるべきです。
病気は発症する前に対処することが大切で中国では、病気でない未病の段階で治す医者を名医というとしています。

我が国は、医療費の膨大な増加により崩壊へと向かっています。未病治(治未病)とうい未病のうちに治すことが我が国を救うことになりますが、通説、多数説の概念では未病ではなく既病(既に病気を発症)ですので未病治としては手遅れになります。一日も早く正しい未病概念を普及して欲しいと願います。